小林市議会 > 2019-12-17 >
12月17日-06号

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  1. 小林市議会 2019-12-17
    12月17日-06号


    取得元: 小林市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-26
    令和 1年 12月 定例会(第5回)議事日程(第6号)                   12月17日(火曜日) 午前10時 開議 日程第1 議案第80号令和元年度小林一般会計補正予算(第4号)から議案第107号和解及び損害賠償の額を定めることについてまで      (委員長報告、質疑、討論、表決) 日程第2 陳情の閉会中継続審査許可の件 日程第3 議案第108号令和元年度小林一般会計補正予算(第5号)から議案第121号小林市病院企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正についてまで      (上程、提案理由説明、質疑、委員会付託省略、討論、表決) 日程第4 議員提出議案第3号小林市議会委員会条例の一部改正について      (上程、提案理由説明、質疑、委員会付託省略、討論、表決) 日程第5 議会運営委員会委員の選任 日程第6 霧島美化センター事務組合議会議員選挙---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程のとおり---------------------------------------出席議員(18名)       押領司 剛議員      前田隆博議員       貴嶋憲太郎議員      竹内龍一郎議員       舞田重治議員       内ノ倉利春議員       吉藤洋子議員       西上 隆議員       原 勝信議員       下沖篤史議員       鎌田豊数議員       森田哲朗議員       大迫みどり議員      高野良文議員       時任隆一議員       坂下春則議員       溝口誠二議員       杉元豊人議員欠席議員(なし)---------------------------------------議会事務局出席者 鸙野光博   議会事務局長      入木真由美  書記 西 直人   書記---------------------------------------説明のための出席者 宮原義久   市長          壱岐秀彦   副市長 鶴水義広   総務部長        峯田勝巳   総合政策部長 永田 勉   経済部長        山田雅彦   市民生活部長 押川逸夫   健康福祉部長      坂之下利浩  建設部長 永野宗敏   須木総合支所長     野崎裕四   野尻総合支所長 指宿敏郎   会計管理者       安楽 究   総務課長 山口恭史   財政課長        冨満聖子   企画政策課長 中屋敷史生  教育委員会教育長    山下康代   教育委員会教育部長 鸙野裕一   選挙管理委員会事務局長 松元総子   監査委員事務局長 中屋敷一順  農業委員会事務局長   原田幸博   水道局長 貴嶋誠樹   市立病院事務部長心得                            午前10時00分 開議 ○坂下春則議長 皆さん、おはようございます。 これから本日の会議を開きます。 本日の会議は、議席に配付してあります議事日程第6号によって進めることにします。 日程に入るに先立ち報告します。 市長から追加議案14件が送付されましたので、本日議席に配付させていただきました。 なお、追加議案の取り扱いについては、去る12月13日の議会運営委員会にお諮りしました結果、当初提案されました議案に対する日程が終了した後、上程することとなっておりますので、御報告いたします。 これから日程に入ります。--------------------------------------- △日程第1 議案第80号令和元年度小林一般会計補正予算(第4号)から議案第107号和解及び損害賠償の額を定めることについてまで(委員長報告、質疑、討論、表決) ○坂下春則議長 日程第1、議案第80号令和元年度小林一般会計補正予算(第4号)から議案第107号和解及び損害賠償の額を定めることについてまで、以上、議案28件を一括議題とします。 ただいま議題となりました議案について、付託されました特別委員会及び各常任委員会の委員長の報告を求めます。 まず、予算審査特別委員会に付託してありました議案1件について、委員長の報告を求めます。 ◆高野良文予算審査特別委員長 予算審査特別委員会に審査を付託されました議案第80号令和元年度小林一般会計補正予算(第4号)について、その審査結果を報告いたします。 本特別委員会では、審査の方法としまして、総務文教経済産業、市民厚生の3常任委員会を単位とする分科会を設け、その所管事項について細部にわたる審査を願い、去る13日、当議場において各分科会主査の報告を求め審査を行ったところであります。 議案第80号についての討論はなく、採決の結果、賛成多数をもって、原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、各分科会での審査の過程における主な質疑・答弁及び意見は次のとおりです。 総務文教分科会においては、 小学校管理費施設修繕料について、野尻小学校屋内運動場天井断熱材が一部脱落したことから、緊急的に脱落防止のための修繕を行ったことに伴い、不足が見込まれる冬期の水道管の漏水対策に係る修繕料を増額補正するものである。 施設点検の実施状況について質疑があり、各学校において毎月1回安全点検を実施している。 委員より、児童の安全を最優先に、施設の安全管理に努められたい。 スポーツ推進事業費について、小中学生等全国九州大会出場費補助を増額補正するものである。 補助対象経費は、大会参加費、宿泊費、交通費、道具の移送費である。 宿泊費の補助額について質疑があり、県内9市で宿泊費を補助しているのは小林市、西都市及びえびの市のみである。また、小林市は一般社会人も補助の対象としており、手厚い補助をしていることから、宿泊費の単価の増額は考えていない。 次に、経済産業分科会においては、 農産園芸振興対策事業費の強い農業づくり交付金関係事業費補助について、こばやし農業協同組合に対し、ピーマン自動計量包装機導入に要する経費の一部を助成するものである。また、国からの交付決定がおくれ、機械製作に必要な資機材等の調達が間に合わず年度内の事業完了が見込めないため、繰越明許費として予算計上するものである。 自動計量包装機導入の効果について質疑があり、選果する際の処理能力が向上することで生産規模の拡大が図られる。また、今後、宮崎県のブランド認定を受けることで単価を上げ、生産者の所得向上につなげられる。 委員より、今後も国・県の補助事業を積極的に活用し、生産性の向上及び生産者の所得向上に努められたい。 家畜衛生対策事業費(臨時)について、アフリカ豚コレラ等の伝染病の感染要因とされるイノシシ等の野生動物への農場侵入防止策として、養豚農家に対し、防護柵設置に要する経費の一部を助成するものである。また、防護柵設置について、ワイヤーメッシュ柵等の発注が県下で重なることが確実であり、年度内の事業完了が見込めないため、繰越明許費として予算計上するものである。 イノシシの飼育状況の把握について質疑があり、口蹄疫が発生した平成22年には調査を行ったが、現状は把握できていないため、飼育調査を早急に行う予定である。 さらに、豚コレラワクチンの接種の状況について質疑があり、岐阜県等において10月末からワクチンの接種が行われており、既にワクチン接種豚の出荷も開始されている。ワクチン接種による食品の安全性は担保されており、風評被害が起きないよう正確な情報を発信する必要がある。なお、宮崎県では豚コレラの発生は確認されていないためワクチンの接種は行っていない。 委員より、昨年9月に国内で豚コレラの発生が確認されて以降、被害は拡大し続けているため、早急なイノシシ等の野生動物への対策が必要である。衛生管理の徹底を含め、家畜防疫体制のさらなる充実及び強化に努められたい。 次に、市民厚生分科会においては、 還付等事業費税等還付金について、今年度は特に法人市民税において上半期の決算確定による多額の還付が発生し、予算の不足が見込まれるため増額補正するものである。 障がい者支援事業費について、障がい福祉サービス等の利用増に伴い増額補正するものである。障がい児通所給付費においては、3歳児健診や就学時健診等での情報提供により発達障がい等に対する認識が高まってきており、事業所の数もふえたことで、利用者も年々増加傾向にある。 訓練等給付費の内容について質疑があり、就労継続支援B型事業所を初めとした施設における、障がい者の自立に向けた知識や技術の習得を目的とした訓練に係る費用を支給するものである。 委員より、利用者の訓練の成果や実態の把握を行い、障がい者のさらなる社会参加の促進、意欲向上につながるような支援の充実に努められたい。 母子保健事業費システム改修委託料について、妊婦健診、乳幼児健診の結果を電子化し、政府が運営するオンラインサービスであるマイナポータルを活用してパソコン・スマホから個人の履歴が確認できるようにするためのシステム改修である。なお、マイナポータルによる閲覧開始は、令和2年7月からを予定している。 マイナポータル利用方法について質疑があり、閲覧時にはマイナンバーカードICチップと暗証番号の入力によるログインが必要であるため、本人以外に情報の閲覧はできないようになっている。 委員より、市民に対してサービスの内容や利用方法、利便性などが十分伝わるよう、わかりやすい周知に努められたい。 ごみ処理対策事業費において、焼却施設等に関する協議の状況について質疑があり、えびの市美化センターの焼却炉が令和7年には使用できなくなるため、早急に検討委員会の立ち上げが必要な状況である。今年度中に西諸3市町の首長で協議を行い、今後の方向性及びスケジュールを検討していきたい。 続いて、各分科会主査の報告に対する質疑に入り、母子保健事業費においてマイナンバーカードの取得率、マイナポータル以外での健診結果の確認方法及びマイナンバー漏えいの危険性について質疑があり、市民厚生分科会主査から答弁がありました。 以上、報告を終わります。 ○坂下春則議長 ただいまの委員長報告について質疑を許します。質疑はありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり。) ○坂下春則議長 質疑はないようでありますので、質疑は終結します。 これから討論に入ります。討論の通告がありますので、順次これを許可します。 まず、時任隆一議員の発言を許します。 ◆時任隆一議員 議案第80号小林市一般会計補正予算に反対の討論を行います。 家畜衛生対策事業費は、豚コレラ等の伝染病の感染防止のため、イノシシ等の豚舎への侵入を防止するためのワイヤーメッシュ防護柵設置に対する補助金ですが、防護柵が入手しにくく、繰越明許となります。感染防止に早急の設置を願うものです。 母子保健事業費システム改修委託料に反対します。政府は、税、預金、社会保障、行政情報など、マイナンバーカードの利用範囲を広げようとしています。マイナンバーカードと4桁の暗証番号で妊婦健診や予防接種などの市が所有する健康情報マイナポータルで閲覧でき、また、転居、進学時に関係機関への健康情報を引き継ぐものです。ビッグデータとしての活用も目的にしています。マイナンバーは他人に見せることはできません。任意ですが、会社にマイナンバーを提出し、会社は厳重に管理することが求められます。カード取得を拒否する人もいます。 マイナンバーカードの取得率は、平成30年7月30日現在で、総務省は11.5%と発表しています。現在でも20%前後です。うち26.9%が、個人情報漏えいが心配だと答えています。20歳以下のカード所有者は5年で、20歳以上の人は10年後にマイナンバーカードを更新しなければなりません。漏えいの心配や必要性を感じない人は更新するでしょうか。 同様に、関連して、議案第81号の国保のシステム改修は、マイナンバーカードが保険証として使われ、国、県、市町村、医療機関をオンラインで結び、情報を共有するものです。プライバシーの保護の観点から、保健医療事業者事務事業以外で番号の告知を制限するとしています。入力ミス、情報の漏えいを最も心配するのは、個人情報を取り扱う市の職員ではありませんか。 政府は、桜を見る会の参加者名簿を破棄したと言います。都合の悪いものが破棄、国民の情報は管理が実態です。莫大な税金が、マイナンバーの漏えいと不評によって制度が行き詰まる可能性もあります。 以上、反対して討論とします。 ○坂下春則議長 次に、押領司剛議員の発言を許します。 ◆押領司剛議員 私は、議案第80号令和元年度小林一般会計補正予算(第4号)に賛成の立場で討論をいたします。 補正予算中、民生費における障がい者支援事業費は、障がい者福祉に寄与し、障がい者のさらなる社会参加の促進に結びつくものと期待します。 また、衛生費における母子保健事業費は、これからの子育て世代に対して自分専用のサイトでオンラインサービスを行うものであり、行政手続の検索やオンライン申請など、ワンストップでのサービスの効果に期待ができます。 さらに、農林水産業費における農業園芸振興対策事業費家畜衛生対策事業費(臨時)、林業管理費は、いずれも農林業の振興にとって適切な補正予算であります。とりわけ畜産が基幹産業である本市にとって、アフリカ豚コレラ等侵入防止緊急支援事業は、緊急性を要しており、非常にタイムリーな補正予算であると評価します。 また、スポーツ推進事業費で、高等学校全国大会等出場負担金及び小中学生等全国九州大会出場費補助などは、出場者の支援に加えて、小林市の名前を全国に宣伝することにも寄与する補正予算となります。 その他、今回計上された補正予算は、いずれも的を射た適切な補正予算であると確信します。 以上のことから、議案第80号令和元年度小林一般会計補正予算(第4号)に賛成の立場を表明し、討論とします。 ○坂下春則議長 以上で通告による討論は終わります。 以上で討論を終結します。 これから、議案第80号令和元年度小林一般会計補正予算(第4号)を採決します。 この採決は起立によって行います。 議案第80号は委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。      (賛成者起立) ○坂下春則議長 起立多数であります。したがって、議案第80号は原案のとおり可決されました。 次に、総務文教委員会に付託してありました議案5件について、委員長の報告を求めます。 ◆西上隆総務文教委員長 総務文教委員会に審査を付託されました議案第85号から同第88号まで及び同第93号について、その審査結果を報告いたします。 当委員会は、審査日程を12月10日の1日間と決定し、第1委員会室において審査を行いました。 以上の議案5件についての討論はなく、採決の結果、議案第85号については賛成多数をもって、議案第86号から同第88号まで及び同第93号については全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、審査の過程における主な質疑・答弁及び意見は次のとおりです。 議案第85号地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について、 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律により、会計年度任用職員制度が創設されることに伴い、関係条例の整備を行うものである。 現在の臨時職員は、希望する職種の会計年度任用職員に応募し、試験または選考を経て採用となる。募集人数は事業量と予算に応じて算定することから現時点では未定である。 非常勤特別職から106職種のうち、会計年度任用職員に移行する27職種について質疑があり、雇用性が高い職種を移行対象とした。なお、職種に応じた給料または報酬の格付となる。 また、年度を越えての継続採用について質疑があり、国の非常勤職員の運用では試験を行わない「再度の任用」を3年を上限としているが、本市においては「再度の任用」は行わない予定である。毎年度、試験・選考を受けた上で新たな採用となるが、勤務年数は加算されることとなる。なお、勤務年数の上限は設定せず、経験年数に応じて上限はあるが給料または報酬は上がる。 委員より、現在の臨時職員より安定した雇用が見込まれ、処遇も改善されるが、本来職員が行うべき業務については正規職員を配置すべきである。 議案第86号職員の分限手続及び効果に関する条例の一部改正について、議案第87号一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について及び議案第88号小林市職員の退職手当に関する条例の一部改正について、 以上、3件については、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律により地方公務員法が改正され、地方公務員の欠格条項から成年被後見人または被保佐人が削除されたことに伴い、所要の改正を行うものである。 議案第93号小林市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について、 成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の成立を受けて、成年被後見人または被保佐人であるという理由で一律に消防団員の資格から排除する規定を改めるものである。 以上、報告を終わります。 ○坂下春則議長 ただいまの委員長報告について質疑を許します。質疑はありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり。) ○坂下春則議長 質疑はないようでありますので、質疑は終結します。 これから討論に入ります。討論の通告がありますので、これを許可します。 大迫みどり議員の発言を許します。 ◆大迫みどり議員 ただいま議題となっています議案第85号地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について、反対の立場から討論します。 この条例改正は、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律により、一般職の非常勤職員である会計年度任用職員制度が創設されることに伴う関係条例の整備を行うものです。会計年度任用職員制度会計年度ごとの任用と雇いどめを自治体の判断でできることを可能にしたことは、合法的な人員の調整弁となる可能性を否定できません。地方公務員法での任期の定めのない常勤職員を中心とする公務運営の原則が崩されている状態を追認し、固定化するものです。三位一体改革集中改革プランなどによって、国から正規職員の定数削減を迫られる中、行政需要の増大に対応した結果、地方自治体の臨時・非常勤職員が急増しました。本来なら、基幹的、恒常的業務については、定数枠を広げて常勤化すべきところです。 また、会計年度任用職員一般地方公務員とされることから、地方公務員法で規定された公務上の義務、規律、人事評価が適用され、分限、懲戒処分の対象となります。労働条件面で、正規職員との格差を残したまま、義務や規律、処罰だけは正規職員並みにということは問題です。会計年度任用という弱い立場の職員へ過度な命令、服従を強要し、規律や義務の遵守を強調することは、物を言えない職員や職場環境につながりかねません。 正規職員を原則とする地方公務員法に、1年任用の会計年度任用職員という新たな仕組みを導入し、臨時・非常勤の地方公務員の大部分を移すことに反対であり、むしろ臨時・非常勤の正規化、正規職員の定員拡大などの抜本的な改善こそ必要であることを申し添えて、反対討論とします。 ○坂下春則議長 以上で通告による討論は終わります。 以上で討論は終結します。 これから順次採決します。 まず、議案第85号地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定についてを採決します。 この採決は起立によって行います。 議案第85号は委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。      (賛成者起立) ○坂下春則議長 起立多数であります。したがって、議案第85号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第86号職員の分限手続及び効果に関する条例の一部改正について、議案第87号一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について、議案第88号小林市職員の退職手当に関する条例の一部改正について及び議案第93号小林市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について、以上、議案4件を一括して採決します。 議案第86号から議案第88号まで及び議案第93号は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり。) ○坂下春則議長 異議なしと認めます。したがって、議案第86号から議案第88号まで及び議案第93号は原案のとおり可決されました。 次に、経済産業委員会に付託してありました議案16件について、委員長の報告を求めます。 ◆原勝信経済産業委員長 経済産業委員会に審査を付託されました議案第82号、同第84号、同第90号、同第91号、同第95号から同第103号まで及び同第105号から同第107号までについて、その審査結果を報告いたします。 当委員会は、審査日程を12月10日の1日間と決定し、第2委員会室において審査を行いました。 以上の議案16件についての討論はなく、採決の結果、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、審査の過程における主な質疑・答弁及び意見は次のとおりです。 議案第97号小林市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について、 令和2年4月1日から下水道事業地方公営企業法の全部を適用し、公営企業会計に移行するため、所要の改正を行うものである。改正の理由としては、人口減少等による料金収入の減少、施設・設備の老朽化に伴う更新投資の増大など厳しさを増す公営企業の経営環境を踏まえ、公営企業の経営基盤の強化や財政マネジメントの向上等にさらに的確に取り組むため、法を適用していない公営企業について、平成27年度から令和元年度までの間に法の規定の全部または一部を適用し、公営企業会計に移行するよう、総務省から要請されており、その中でも、特に資産の規模が大きく、住民生活に密着したサービスを提供している下水道事業については、重点的に取り組むよう要請されているためである。 公営企業会計に移行するメリットについて質疑があり、経営成績や財政状態などみずからの経営状況の的確な把握が可能となる。あわせて、類似の公営企業や民間企業との比較が可能となり、経営のさらなる健全化につながるとともに、経営の自由度の向上、住民ニーズへの迅速な対応及びサービスの向上が期待できる。 また、水道局の名称を上下水道局に変更する理由について質疑があり、当該移行を契機とし、下水道事業に係る所管部署を市民にわかりやすくするためである。県内9市の状況としては、上水道事業下水道事業を同一部署内で行っている市では、上下水道局または上下水道課となっている。 委員より、官庁会計方式から企業会計方式へと会計方式が大きく変わるため、新年度予算の編成に当たっては十分に留意されたい。 議案第100号指定管理者の指定について、 小林市コスモホール及び生駒高原観光レクリエーションセンター指定管理者の選定に当たっては、まず、指定管理期間は、市が当該施設を含む生駒地域一帯生駒高原観光構想を策定するまでの期間として、2年間と決定した。また、指定管理期間が短期間であるため、実績のある現指定管理者を非公募により選定した。なお、現指定管理者小林生駒高原葡萄酒工房をことしオープンしており、当該施設を利用したイベントなど幅広い事業が展開できると考えられる。 委員より、当該施設はもとより、生駒高原小林生駒高原葡萄酒工房等観光施設を活用し、観光振興に最大限寄与できるよう早急に生駒高原観光構想を策定されたい。 また、委員より、生駒地域の観光振興を推進するためには、県道1号線の通行どめ解除または迂回路等の整備が必要不可欠であり、国及び県に対し要望等を行うなど、安全面に考慮しつつ早急な対応を行い、さらなる観光振興に努められたい。 議案第101号指定管理者の指定について、 小林市出の山淡水魚水族館及び小林市出の山名水ホタル広場の指定管理者の選定に当たっては、指定管理期間を5年間とし、淡水魚を取り扱うという特殊な業務内容であること及び現指定管理者は周辺の飲食業組合や水産試験場との関係も良好で、当該施設に非常に精通していることから非公募により選定した。 委員より、屋外トイレや駐車場の確保など当該施設の抱える課題については、指定管理者と協議の上で改善を図り、自然観察や自然体験ができる情操教育の場及び観光施設としてさらなる活用を図られたい。 議案第102号指定管理者の指定について、 野尻町総合交流ターミナルの指定管理者の選定に当たっては、公募した結果、現指定管理者のハーメックのじり(株)1社のみの応募であった。 経営状況について質疑があり、平成30年度は単年度赤字となっており、経費の削減、研修による従業員の意識改革、輝けフロンティアのじりと連携した事業等を実施し、経営改善を図ることとなっている。 委員より、輝けフロンティアのじりとの連携だけでなく、こばやし農業協同組合や宮崎県総合農業試験場薬草・地域作物センター等との連携を強化し、早急な経営改善を図ることはもとより、大塚原運動広場や野尻町高齢者活動促進施設等の近隣施設と連携した大塚原エリア全体の地域振興に努められたい。 議案第103号指定管理者の指定について、 野尻湖多目的広場の指定管理者の選定に当たっては、公募した結果、現指定管理者であるハーメックのじり(株)1社のみの応募であった。 サウンディング型市場調査について質疑があり、野尻湖多目的広場を有効活用するために民間活力の導入の可能性について調査を行ったが、1事業者より提案はあったものの、民間事業者の事業参入はなかった。小林市全体の観光施設のグランドデザインを策定した上で、再度市場調査を行う考えである。なお、具体的な提案内容については、参加事業者のノウハウの保護のため、募集要項において非公開としている。 委員より、野尻湖多目的広場の管理・運営については、赤字決算が3年以上続いているため、指定管理者であるハーメックのじり(株)は一、二年後には債務超過のおそれがあり、非常に厳しい状況にある。ハーメックのじり(株)と市で今後の施設活用の方向性を十分に協議し、民間事業者の経営ノウハウの導入や観光DMOとの連携を行う等、早急に抜本的な経営改善を図られたい。 議案第105号指定管理者の指定について、 野尻町高齢者活動促進施設の指定管理者の選定に当たっては、公募した結果、現指定管理者の有限会社のじり農産加工センター1社のみの応募であった。 経営状況について質疑があり、毎年度利益が得られており、今後は営業専門の社員の採用による販路拡大、HACCP取得による商品の質の向上及び従業員の加工技術の向上を図り、さらなる経営改善に努めることとしている。 委員より、伝統的郷土加工品の継承を行っていくとともに、新商品の開発及び最新の食品加工技術や機械の調査・研究を行うことで、施設のさらなる利活用を推進されたい。 議案第107号和解及び損害賠償の額を定めることについて、 令和元年7月20日午後7時ごろから午後7時20分ごろにかけて局地的大雨により発生した床上浸水事故において、和解が成立したため、損害賠償の額を定めるものである。なお、本件浸水事故は、市道の側溝の通水断面が不足していること及び昨年度の災害復旧時の排水処理対策が十分でなかったことが発生の一因である。 以上、報告を終わります。
    坂下春則議長 ただいまの委員長報告について質疑を許します。質疑はありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり。) ○坂下春則議長 質疑はないようでありますので、質疑は終結します。 これから討論に入りますが、討論の通告はありませんので、討論は終結します。 これから順次採決します。 まず、議案第82号令和元年度小林下水道事業特別会計補正予算(第3号)及び議案第84号令和元年度小林水道事業会計補正予算(第2号)、以上、議案2件を採決します。 議案第82号及び議案第84号は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり。) ○坂下春則議長 異議なしと認めます。したがって、議案第82号及び議案第84号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第90号小林市下水道条例の一部改正について、議案第91号小林市水道企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について、議案第95号小林市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正について、議案第96号小林市山村定住住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正について及び議案第97号小林市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について、以上、議案5件を採決します。 議案第90号、議案第91号及び議案第95号から議案第97号までは委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり。) ○坂下春則議長 異議なしと認めます。したがって、議案第90号、議案第91号及び議案第95号から議案第97号までは原案のとおり可決されました。 次に、議案第98号から議案第103号まで、議案第105号及び議案第106号の指定管理者の指定について、以上、議案8件を一括採決します。 各号議案の指定管理者に指定する施設は、議案第98号小林市バイオマスセンター、議案第99号小林市営牧場、議案第100号小林市コスモホール及び生駒高原観光レクリエーションセンター、議案第101号小林市出の山淡水魚水族館及び小林市出の山名水ホタル広場、議案第102号野尻町総合交流ターミナル、議案第103号野尻湖多目的広場、議案第105号野尻町高齢者活動促進施設、議案第106号野尻町有機センター、以上です。 議案第98号から議案第103号まで、議案第105号及び議案第106号は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり。) ○坂下春則議長 異議なしと認めます。したがって、議案第98号から議案第103号まで、議案第105号及び議案第106号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第107号和解及び損害賠償の額を定めることについてを採決します。 議案第107号は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり。) ○坂下春則議長 異議なしと認めます。したがって、議案第107号は原案のとおり可決されました。 次に、市民厚生委員会に付託してありました議案6件について、委員長の報告を求めます。 ◆吉藤洋子市民厚生委員長 市民厚生委員会に審査を付託されました議案第81号、同第83号、同第89号、同第92号、同第94号及び同第104号について、その審査結果を報告いたします。 当委員会は、審査日程を12月10日の1日間と決定し、第3委員会室において審査を行いました。 以上の議案6件についての討論はなく、採決の結果、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、審査の過程における主な質疑・答弁及び意見は次のとおりです。 議案第81号令和元年度小林市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)について、 一般管理事業費(臨時)の基幹系システム改修委託料について、主に被保険者番号への枝番追加を行うためのシステム改修である。このことで被保険者記号・番号が個人単位となり、保険者を異動しても個々人として資格管理が可能となる。今後マイナンバーカードによるオンライン資格確認の導入も予定されており、オンラインによる資格確認及び資格情報の履歴管理により、資格の過誤請求等及び事務コストの大幅な削減につながる。 議案第92号小林市病院企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について、 地方公務員法の改正により、地方公務員の欠格条項から成年被後見人または被保佐人が削除されたことに伴い、期末手当、勤勉手当及び退職手当について関連する条文を削除するものである。 議案第94号公の施設に関する条例の一部改正について、 須木地区の中河間児童遊園について、本年5月に老朽化に伴って遊具を撤去しており、利用実態がほとんどなかったことから、地域住民の意向もあり、用途廃止を行うものである。跡地については、売却または移住・定住対策での利用を考えている。 須木地区にある奈佐木児童用プールの状況について質疑があり、奈佐木児童用プールは今年度、地区からの要望により休止している状況である。 委員より、児童遊園等の施設については、地域住民の意見も聴取しながら適切な管理に努められたい。 議案第104号指定管理者の指定について、 野尻町保健福祉センターの指定管理者の選定においては、これまでも公募によらず選定を行っており、小林市社会福祉協議会は公共性が高く、合併以前から同センター内に事務所を設置し、福祉保健分野での専門知識等も豊富で行政との連携も図りやすいことから、引き続き指定管理者として指定するものである。 以上、報告を終わります。 ○坂下春則議長 ただいまの委員長報告について質疑を許します。質疑はありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり。) ○坂下春則議長 質疑はないようでありますので、質疑は終結します。 これから討論に入りますが、討論の通告はありませんので、討論は終結します。 これから順次採決します。 まず、議案第81号令和元年度小林市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)を採決します。 この採決は起立によって行います。 議案第81号は委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。      (賛成者起立) ○坂下春則議長 起立多数であります。したがって、議案第81号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第83号令和元年度小林市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)を採決します。 議案第83号は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり。) ○坂下春則議長 異議なしと認めます。したがって、議案第83号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第89号小林市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について及び議案第92号小林市病院企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について、議案第94号公の施設に関する条例の一部改正について、以上、議案3件を一括採決します。 議案第89号、議案第92号及び議案第94号は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり。) ○坂下春則議長 異議なしと認めます。したがって、議案第89号、議案第92号及び議案第94号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第104号指定管理者の指定についてを採決します。野尻町保健福祉センターについてです。 議案第104号は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり。) ○坂下春則議長 異議なしと認めます。したがって、議案第104号は原案のとおり可決されました。 なお、議案第97号が可決されたことに伴う総合計画における上下水道局上下水道課への名称変更については、議会運営委員会の協議を踏まえ、議会の議決事件に関する条例第2条に基づく軽微な事項として取り扱い、議決は要しないことといたします。--------------------------------------- △日程第2 陳情の閉会中継続審査許可の件 ○坂下春則議長 日程第2、陳情の閉会中継続審査許可の件を議題とします。 市民厚生委員会に付託してありました陳情1件について、委員長の報告を求めます。 ◆吉藤洋子市民厚生委員長 市民厚生委員会に審査を付託されました陳情第1号聴覚障害者関連事業の促進と充実及び活動拠点設置について、当局から参考意見の聴取も行い、審査しましたので、その審査の経過を報告いたします。 当委員会では、陳情第1号について、陳情の趣旨は理解できるが、活動拠点設置に関しては当該団体以外からも同様の要望があることも踏まえ、現存する施設を有効に活用する方法を調査する必要があるとの意見があり、採決の結果、慎重審査を要するため、引き続き閉会中の継続審査とすることを議長へ申し出ました。 以上、報告を終わります。 ○坂下春則議長 ただいまの報告のとおり、市民厚生委員長から陳情第1号聴覚障害者関連事業の促進と充実及び活動拠点設置について、会議規則第111条の規定により、議席に配付してあります申出書のとおり閉会中の継続審査の申し出があります。 お諮りします。 この閉会中の継続審査の申し出は起立によって採決します。 陳情第1号聴覚障害者関連事業の促進と充実及び活動拠点設置については、委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査にすることに賛成の議員の起立を求めます。      (賛成者起立) ○坂下春則議長 全員起立であります。したがって、陳情第1号は閉会中の継続審査にすることに決しました。--------------------------------------- △日程第3 議案第108号令和元年度小林一般会計補正予算(第5号)から議案第121号小林市病院企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正についてまで(上程、提案理由説明、質疑、委員会付託省略、討論、表決) ○坂下春則議長 本日、市長から議案14件が追加提出されました。 日程第3、議案第108号令和元年度小林一般会計補正予算(第5号)から議案第121号小林市病院企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正についてまで、以上、議案14件を一括議題とします。 ただいま議題となりました議案について、提案者の説明を求めます。 ◎宮原義久市長 ただいま追加提案をいたしました議案について、御説明を申し上げます。 議案第108号令和元年度小林一般会計補正予算(第5号)につきましては、歳入歳出それぞれ1,340万7,000円を増額し、予算規模は291億8,308万6,000円となります。 まず、歳入につきましては、繰越金を追加計上するものであります。 次に、歳出につきましては、職員等の給与改定に伴う人件費等を計上するものであります。 議案第109号から議案第115号までの各特別会計及び各企業会計の補正予算につきましては、一般会計と同様に、職員の給与改定に伴う人件費をそれぞれ計上するものであります。 議案第116号一般職の職員の給与に関する条例及び小林市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正につきましては、人事院勧告による一般職の国家公務員の給与改定に準じて、本市の一般職の職員の給料表、勤勉手当及び住居手当の改定を行うものであります。 議案第117号小林市常勤の特別職の職員の給与に関する条例の一部改正から議案第119号小林市議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正まで、以上3件につきましては、特別職の職員の給与に関する法律の一部改正による特別職の国家公務員の給与改定に準じて、本市の特別職の職員等の期末手当の改定をそれぞれ行うものであります。 議案第120号小林市上下水道局職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正及び議案第121号小林市病院企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正につきましては、人事院勧告による一般職の国家公務員の給与改定に準じて、本市の上下水道局職員及び病院企業職員の住居手当の改定をそれぞれ行うものであります。 以上、よろしく御審議のほどお願いいたします。 ○坂下春則議長 以上で提案者の説明は終わりました。 お諮りします。 ただいま議題となっております議案第108号から議案第121号までは、去る12月13日の議会運営委員会にお諮りしました結果、本日一審議取り扱いにしたいと思います。これに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり。) ○坂下春則議長 異議なしと認めます。したがって、議案第108号から議案第121号までは、本日一審議取り扱いと決しました。 ここで、議案熟読のため、30分程度休憩します。                            午前11時02分 休憩                            午前11時28分 開議 ○坂下春則議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 ただいま議題となっております議案第108号から議案第121号までについて一括して質疑を許します。質疑はありませんか。 ◆竹内龍一郎議員 給与の改定の中身が出ておりますが、その中で伺いたいと思います。 まず、提案理由説明の中に人事院勧告という言葉が何回も出てきておりますが、この制度について伺いたいのが、まず、1点であります。 それから、今回も、普通、人事院勧告というのは8月ぐらいに出ると思うんですが、この時期に、本来でしたら十分議論されて出されるべきじゃないかなと、一審議でされるという、そういう理由があれば教えていただきたいと思っております。 ◎鶴水義広総務部長 それでは、竹内議員の質問にお答えいたしますが、まず、人事院勧告制度は何かということから少しお話をさせていただきますが、人事院勧告制度は、労働基本権制約の代償措置といたしまして、情勢適応の原則に基づき、国家公務員の適正な処遇を確保するものでございます。勧告を通じまして、職務に精励している職員に適正な給与、その他の勤務条件を確保することは、職員の努力や実績に報いるとともに、人材確保にも資するものであり、組織活力の向上、労使関係の安定等を通じて、行政の効率的、安定的な運営に寄与するものです。 そういったことを踏まえまして、本市の人事院勧告に関する基本的な考え方でございますが、職員の給与改定というのは、国の、今申し上げました人事院勧告や宮崎県人事委員会勧告を参考にして行われております。勧告は毎年、その年の4月における民間企業の給与等を調査した上で、官民格差をして、あるべき給与水準を勧告しているものでございます。こうした取り扱いは、先ほど申し上げましたが、公務員が労働基本権の一部を制限、いわゆるストライキ等の禁止をされていることの代償措置としての性格を有することによるものでございます。そうしたことから、総務省からも給与改定等については、閣議決定の趣旨に沿って適切に対処するよう、地方公共団体の要請等もございまして、本市においても、県及び県内各市の状況等も踏まえながら改定を行うものでございます。 また、なぜ一審議だったのかというようなことでございますが、12月議会の提案をめどに進めておりましたが、職員団体との交渉がなかなか調わなかったことで、今回、一審議でお願いすることになったことでございます。 職員団体との協議の経過を申し上げますと、人事院勧告自体は8月に出されるわけでございますが、11月15日に国家公務員の給与法の一部改正が可決されまして、それを受けまして11月21日以降、職員団体との給与小委員会でございますとか本交渉等を重ねまして、12月10日に確認書の締結ができたことから、今回、一審議での提案をお願いするものでございます。 ◆竹内龍一郎議員 中身として、流れとしてはわかったんですが、その中で、やはり労働条件とか勤務条件も含めて議論をしていただいた上で国との差を縮めると、適正なということで、国は人事院があると、今言われました、国は人事院で県が人事委員会、そこでいろんな調査をしたということであります。人事院勧告というのが、先ほどありましたスト権の代償措置ということで制度があると今言われましたので、これについても、今後も成り立っていくように労使で議論されたと思います。 この人事院勧告が出される中で、一般職と特別職にも影響があるというのが出ておりますので、これも伺いたいと思っております。 それと、中身で住居手当というがありますが、手当の支給となる対象ということで、中に、改定により手当額が1,000円を超える減額となる職員については1年間所要の経過措置を講じると、不利益なのかどうかですね。ここあたりもあるのかということも含めてお伺いしたいと思っておりますし、この人事院勧告が出ることによって、よく言われます国家公務員等を基本としたラスパイレス指数、現在、小林市のラスパイレス指数は、県内でどれぐらいであるのか伺いたいと思います。 ◎鶴水義広総務部長 私から、一般職と特別職の関係について、少し答弁させていただきますが、一般職につきましては、先ほど申したようなことで、今回の資料にも掲げてございますが、給与の改定でありますとか期末勤勉手当の引き上げというのがございますが、また、特別職につきましても、官民比較とのバランスを考慮いたしまして、県内他市はもとより、全国の自治体で特別職の職員の給与に関する法律の一部改正に基づき改定が行われているという状況になっておりますことから、本市においても、人事院勧告に準じた改定を行うものということで、資料に定めてございますが、特別職につきましても、期末勤勉手当を今回0.05月分引き上げるというようなことでございます。 また、ラスパイレス指数について少しお話を申し上げますが、小林市のラスパイレス指数というのが、平成29年度が97.7、30年度が97.6ということで、0.1ポイント下がっておりまして、この平成30年度の97.6はどういう状況であるかということをお話しいたしますと、県内9市の中では9番目というような状態でございます。      (「8番目」と呼ぶ者あり。) すみません。9市で8番目ということでございます。失礼いたしました。 住居手当につきましては、総務課長から答弁させます。 ◎安楽究総務課長 住居手当につきまして、私から答弁させていただきます。 今回の給与改定の方針として、国の人事院勧告に準じるというスタンスで行うものです。県の人事委員会の勧告を参考にするのであれば、住居手当の経過措置は3年ということになりますが、今回は国の人事院勧告に準じるということで、1年の軽減措置ということで思っておるものでございます。 なお、今回の提案は、職員団体との合意も経た上での提案となりますが、今回の提案につきましては、国の人事院勧告に準拠するという前提での改定であるということを御理解いただきますようお願いいたします。 ◆竹内龍一郎議員 今もありましたとおり、国に準拠するということであります。 このいろんな意味で人勧を進められているということで、今、ラスパイレスのことが出ましたが、私もちょっと調べたら、今言われたとおり、小林市が県内9市のうちで8番目ということであります。100が基本といいますか、それに準ずるということであれば、100に近づけていただきたいというのもあります。 西諸でいえば、えびの市が98.4、平成30年度ですね、高原町が97.8、小林市が西諸で中核といいますか、リーダーシップをとるべき小林市が最下位といいますか、3番目ということで、県内で市町村の平均が98.2となっております。平成30年度で。それよりも0.何ポイント下がっていると。ちなみに小林市よりも高いのが、町村でいえば高千穂町98.9、五ヶ瀬町が98.6、高原町が97.8です。 そういうことでありますので、この数字的に見て、いろいろな中身もあると思うんですが、市長として、このラスパイレス指数の順位といいますか、こういう状況になっているというところはどう思っていらっしゃいますか。今後どう考えていらっしゃるのか、最後に聞きたいと思います。 ◎宮原義久市長 このラスパイレス指数についてですが、非常に複雑な計算方式で、国との比較をするということになっているようでありまして、市の財政状況も含めながら、公平な部分であるべきところは公平にやらなければならないと考えておりますし、以前の議会でも答弁をさせていただいているんですが、100に近づけることが望ましいと認識はいたしております。 そうした場合において、ただ、近づけるということは給料を上げるということになりますので、財政状況、そして議会の御理解もいただきながら改革をやっていきたいと思っております。職員の権利を守るということには努めてまいりたいとも思っておりますし、来年度から会計年度任用職員の制度がスタートいたします。これも億単位のお金が人件費としてかかってもまいります。そういったことを踏まえて十分検討しながら、やはりモチベーションが下がっては始まりませんので、職員の皆さんがやる気が起こるような状況に持っていくには、100に近づけるべきだと思っておりますので、十分検討させていただきたいとも思っております。 ○坂下春則議長 ほかにありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり。) ○坂下春則議長 質疑は尽きたようでありますので、議案第108号から議案第121号までについての質疑は終結します。 お諮りします。 ただいま議題となっております議案第108号から議案第121号までは、会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり。) ○坂下春則議長 異議なしと認めます。したがって、議案第108号から議案第121号までは、委員会への付託を省略することに決しました。 これから討論を許します。討論はありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり。) ○坂下春則議長 討論はないようでありますので、議案第108号から議案第121号までについての討論は終結します。 これから順次採決します。 まず、議案第108号令和元年度小林一般会計補正予算(第5号)を採決します。 議案第108号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり。) ○坂下春則議長 異議なしと認めます。したがって、議案第108号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第109号令和元年度小林市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)から議案第121号小林市病院企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正についてまで、以上、議案13件を一括採決します。 議案第109号から議案第121号までは原案のとおり決することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり。) ○坂下春則議長 異議なしと認めます。したがって、議案第109号から議案第121号までは原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △日程第4 議員提出議案第3号小林市議会委員会条例の一部改正について(上程、提案理由説明、質疑、委員会付託省略、討論、表決) ○坂下春則議長 日程第4、本日、時任隆一議員外4名から議員提出議案1件が提出されました。 議員提出議案第3号小林市議会委員会条例の一部改正についてを議題とします。 ただいま議題となりました議案について、提案者の説明を求めます。 ◆時任隆一議員 提案いたしました議員提出議案第3号小林市議会委員会条例の一部改正につきまして、御説明申し上げます。 本案は、小林市議会の運営に関する基準の改正に伴い、議会運営委員会の定数について、現行の定数5人を6人に改正するものであります。 あわせて、令和2年4月1日から水道局の名称が上下水道局に変わることに伴い、所要の改正を行うものであります。 以上、地方自治法第112条及び小林市議会会議規則第14条第1項の規定により提出いたします。 よろしく御審議のほどをお願いいたします。 ○坂下春則議長 以上で提案者の説明は終わりました。 これから質疑を許します。質疑はありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり。) ○坂下春則議長 質疑はないようですので、質疑は終結します。 お諮りします。 ただいま議題となっております議員提出議案第3号は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり。) ○坂下春則議長 異議なしと認めます。したがって、議員提出議案第3号は、委員会への付託を省略することに決しました。 これから討論を許します。討論はありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり。) ○坂下春則議長 討論はないようでありますので、議員提出議案第3号についての討論は終結します。 これから議員提出議案第3号小林市議会委員会条例の一部改正についてを採決します。 議員提出議案第3号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり。) ○坂下春則議長 異議なしと認めます。したがって、議員提出議案第3号は原案のとおり可決されました。 ここで、条例公布手続のため、10分程度休憩します。                            午前11時44分 休憩                            午前11時52分 開議 ○坂下春則議長 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △日程第5 議会運営委員会委員の選任 ○坂下春則議長 ただいま議会運営委員会委員が1人欠員となっております。 日程第5、議会運営委員会委員の選任を行います。 議会運営委員会委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、議長が指名することになっております。 議長において選任する議会運営委員会委員舞田重治議員を指名します。--------------------------------------- △日程第6 霧島美化センター事務組合議会議員の選挙 ○坂下春則議長 霧島美化センター事務組合議会議員について、議員辞職に伴い、本市の市議会議員のうちから選出される議員1人に欠員を生じております。これを受け、組合規約第5条第3項の規定により、去る12月10日、市長から補充選出の依頼があり、会派代表者会議及び議会運営委員会で、それぞれ協議願ったところであります。 日程第6、これから霧島美化センター事務組合議会議員の選挙を行います。 お諮りします。 選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。これに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり。) ○坂下春則議長 異議なしと認めます。したがって、選挙の方法は指名推選によることに決しました。 お諮りします。 指名の方法につきましては、議長において指名することにしたいと思います。これに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり。) ○坂下春則議長 異議なしと認めます。したがって、議長において指名することに決しました。 それでは、指名します。 霧島美化センター事務組合議会議員溝口誠二議員を指名します。 お諮りします。 ただいま議長において指名いたしました溝口誠二議員霧島美化センター事務組合議会議員の当選人と定めることに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり。) ○坂下春則議長 異議なしと認めます。したがって、ただいま議長において指名しました溝口誠二議員霧島美化センター事務組合議会議員に当選されました。 ただいま当選されました溝口誠二議員が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により、当選の告知をいたします。 以上で今期定例会に付議されました案件は全て議了しました。 以上をもちまして、令和元年第5回小林市議会定例会を閉会します。                            午前11時55分 閉会          閉会中の継続審査として議決した陳情一覧表市民厚生委員会区分受理番号事件理由陳情令和元年第1号聴覚障害者関連事業の促進と充実及び活動拠点設置について慎重審査を要するため地方自治法第123条第2項の規定により署名する。       小林市議会議長 坂下春則       署名議員    内ノ倉利春       署名議員    吉藤洋子...